キャリア教育
低学年次からキャリアについて考える様々な機会を設け、10年後、20年後の将来設計ができるようサポートしています。
東海大学のキャリア支援体制の特色
人や企業との出会いのなかで
自分を見つめ、磨く
大学で出会う仲間や過ごす時間の大切さを学生に意識させ、将来に向けて計画的に学生生活を送れるようにするという考え方です。同級生や先輩はもちろん、社会人との交流についても30数万人を超える卒業生を持つ本学のネットワークを活用し、積極的に自分を見つめ、磨く「場」を設定していきます。
本当のコミュニケーション能力を
身につける
現在、企業や社会から求められているのは「年齢や価値観の異なる人と交流ができる能力」です。本学では、さまざまなワークを中心とした授業を通して、必要とされるコミュニケーション能力を身につけていきます。多様な学部を持ち、多くの卒業生を抱える本学だからこそできる実践的教育です。
大学入学から
卒業後まで続くキャリアを考える
就職試験の際に多くの企業から問われるのは「学生生活で最も力を入れたことは何か」。本学では[キャリアは大学入学時から始まっている]と考え、学生生活をいかに豊かなものにしていくか、その計画を立てることからキャリア教育を始めていきます。
汎用的な就業力育成体系の構築
初年次教育としてのキャリア教育
の充実
全学共通の自己形成科目群を汎用的な就業力育成をめざす科目群と位置づけ、その中心をキャリア教育科目を用意します。初年次に配置した「キャリア設計1」、「キャリア設計2」を通じて、目的意識をもった学生生活の構築を促進します。とくに「キャリア設計2」では、著名人の人生にふれて卒業後をイメージすることで学生生活を再考するよう指導します。
就業体験重視のインターンシップ
実際に就業観を持つきっかけとして、2年次に東海大学独自のインターンシップ制度東海JOB-LEAGUEを提供しています。これは就業体験をすることに重きが置かれており、単位が認定されます(予定)。また、科目履修の事前・事後指導も行い、学生の所属学部学科や将来の進路希望にかかわらず東海大学の推奨する四つの力の向上を現場体験を通して修得するプログラムです。
企業人の協力による
大学生から社会人への移行促進
3年次生のキャリア教育科目を通して「集い力」、なかでも社会人とのコミュニケーション能力を高めるとともに、社会や職業に対する意識向上を図ります。とくに「キャリア形成1」では社会人訪問プロジェクトを実施し、課外で企業人による面談評価の場を設け、卒業後の進路探究を促進させます。
キャリア教育のステップ(2010年度の例)
キャリア教育の一環として、2010年度新入生から授業として「キャリア科目」を順次開設していきます。キャリア設計、キャリア形成の授業を設け、体系的に履修を促すことで、汎用的な就業力が身につきます。
また、キャリアカウンセラーとしての有資格者が授業を担当する体制を構築していますので、専門的知識と技能に裏打ちされた授業を展開しています。
1・2年次生対象
キャリア設計1
キャリアコンサルタントの指導の下、グループワークを行いながら授業を進めます。自分自身を客観的に見つめる作業を通じ、大学で学ぶ目的、将来の方向性、そして人との関わり方を学んでいきます。
キャリア設計2
社会で活躍する人たちの「いま」と学生時代について学び、自分のキヤリアを設計していくための参考にしていきます。そのため、この授業では社会人へのインタビューと、その結果のプレゼンテーションを主な課題とします。
- 卒業を展望した大学生活
へのモティベーションアップ
授業の流れ
- 第1講
- ガイダンス:講座内容の理解
- 第2講
- 自分について考えよう
- 第3講
- 第一印象を聞いてみよう
- 第4講
- 大学生S君から学ぼう
- 第5講
- 先輩に聞いてみよう
- 第6講
- 自分の学生生活を考えよう
- 第7講
- 自分枠をひろげよう
- 第8講
- チームでやってみよう
- 第9講
- 伝える力をアップしよう
- 第10講
- きく(聞く・聴く・訊く)力をつけよう
- 第11講
- ディスカッションをしてみよう
- 第12講
- Xさんが語る「私の学生時代」
- 第13講
- これからの自分を考えよう
- 第14講
- さあ、行動しよう:夏休みを考える
- 社会の期待を知り 卒業後に
続く学生生活を考える
授業の流れ
- 第1講
- ガイダンス
- 第2講
- 秋学期の準備と社会人基礎力
- 第3講
- 人生の先輩から学ぼう
- 第4講
- インタビューの準備とアポ取り練習
- 第5講
- インタビューの練習1(質問のしかた)
- 第6講
- インタビューの練習2(他己紹介)
- 第7講
- ひとの価値観、私の価値観
- 第8講
- 私の憧れるひと
- 第9講
- インタビューの結果報告
- 第10講
- プレゼンテーションの準備
- 第11講
- プレゼンテーションT(チームによる発表)
- 第12講
- プレゼンテーションU(チームによる発表)
- 第13講
- 課題全体の振り返り
- 第14講
- 今後のアクションへ
3年次生対象
キャリア形成1
チームでの社会人訪問を軸に、様々な業界について直に学んでいきます。異なる学科の学生同士でチームを組むことで、企業が求める「チームで働く力(集い力)」の育成にもつながります。同時に、社会人とのコミュニケーションを通して、社会人レベ ルと自分とのギャップに気付き、能力向上を図るきっかけにしていきます。
キャリア形成2
具体的に自分の社会人像を形成し、それに必要な就業力を考えるワーク等を中心に行います。企業の協力も得て社会で働くこと、また採用する・されることの意味も探求します。
- 業界にふれる
コミュニケーション力をつける
授業の流れ
- 第1講
- ガイダンス
- 第2講
- 働くことについて(1)
- 第3講
- 社会人訪問(1)
- 第4講
- 社会人訪問(2)
- 第5講
- 社会人訪問(3)
- 第6講
- 社会・企業の一般知識
- 第7講
- 社会人訪問(4)
- 第8講
- 自分について(1)
- 第9講
- 自分について(2)
- 第10講
- 働くことについて(2)
- 第11講
- 自分について(3)
- 第12講
- 自分について(4)
- 第13講
- 社会人訪問(5)
- 第14講
- 社会人訪問(6)
- 第15講
- 講座全体の振り返り
- 求められる就業力を
身につける
授業の流れ
- 第1講
- ガイダンス
- 第2講
- 4年生インタビュー
- 第3講
- 企業理解1
- 第4講
- 企業理解2
- 第5講
- 自己理解1
- 第6講
- 自己理解2
- 第7講
- キャリア支援センター ガイダンス
- 第8講
- 自分史の作成1
- 第9講
- 自分史の作成2
- 第10講
- 自己表現演習
- 第11講
- コミュニケーション・ワーク(1)
- 第12講
- コミュニケーション・ワーク(2)(5限使用)
- 第13講
- グループ・ディスカッション
- 第14講
- 企業と法律
- 第15講
- 全体振り返り
※キャリア形成1、2は湘南校舎の2010年入学生から正規授業となリ単位化されます。